12月の現状
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どうも俺はマイケル・ジャクソンと身長が一緒だったらしい。
もっとも彼が亡くなったときの体重は50kg。ちょうど友人の関根くんがいま177cmで50kgらしいんだけど…死ぬなよ。
ああ、それにしても本当に亡くなってしまったんだ。
大好きな大好きなマイケルが。
まず、亡くなって悲しいのではなく、存在そのものが信じられない、奇跡のような存在だったことに感謝したい。魔法のような、素晴らしい瞬間をありがとう。
めざましテレビで訃報を聞いて、少し驚いたけど冷静に急いで支度をしていたつもりだったのに、自然と涙がぼろぼろ落ちてきて止まんなくなった。悲しくて感情を動かされて泣くんではなく、あんなにわけわかんなく滝みたいに泣いたのは初めてかもしれない。
あんなに美しく、華麗に、躍動的に踊れる人はいなかった。
あんなに優しく、甘く、永遠の若さを感じさせる歌を歌える人はいなかった。
自分のなかの少年性の象徴だったのかもしれないとも思う。
そして世間的には“スーパースター”だった。
スーパースターは、人間を超越した才能と生活が求められる。
だけどスーパースターは人間なので、長く生きられない。長く生きようとすると、殺される。そして実際に彼は殺された。
彼を認識したのは、7歳のころ。
『スリラー』が発売されて、アホみたいに持て囃されてた。その後2年くらいはみんなゾンビの真似して踊ってたけど、洋楽を聴き始めた10歳当時は、ボーイ・ジョージとジョージ・マイケルのほうが好きだった。ポップスの中心はロンドンで、大味なアメリカ産は時代遅れのように感じてた。
だけど、13歳のときに出たマイケルのアルバム『BAD』にはショックを受けた。
スケールでか!
映画『ムーンウォーカー』の「Smooth Criminal」のダンスシーン、「BAD」のシンクラヴィアの響き。とにかく、黒人と白人を越え、ロックとソウルを越え、アメリカと世界を超えた存在になったスーパースターそのものの作品だった。逆の言い方をすれば、これを最後にアーティストとしては下り坂に入っていくわけだけど。
その年のクリスマスイブ、初めて東京に来た時に彼を見た。
もう衝撃がでかすぎてあんまり覚えてないんだけど、とにかく音がでかかったのと、初めての東京でしかもクリスマスイブに聴く「Human Nature」がたまらなく素敵だった。
その後すっかりファンになって後追いで聴いてみると、どーれも素晴らしい。特に『Off The Wall』は素晴らしい。今でも最愛の曲は「Rock With You」。
ビデオ『マイケル・ジャクソン 終わりなき伝説』は、画質が悪くなるまで、ナレーション全部覚えるまで、大げさじゃなく200回くらい見た。
そのなかにあった、モータウン25周年イベントでの「ビリー・ジーン」のパフォーマンスは、口パクだけど、もーほんとに20世紀ショウビズ界の頂点だと思う。2秒で全世界をKOさせた技「ムーンウォーク」は、これが初披露だった。
時間と重力を飛び越えるようなステップ。
フロントで観衆を惹きつけることが宿命であり、それを命と引き換えに甘んじて受けたような、そんな決意の表明のようなものを感じる。
これと唯一のライブDVD(ブカレストのやつ。これも凄まじい)を見て、彼のことを天才だと思わない人とはお話もしたくないんだけども、他にもすごい映像はあって。
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